世の中には競馬ファンが多く、週末などに競馬場や場外馬券場へ足を運ぶ人もいるでしょう。競馬のような賭け事をする場合、まず優先すべきことは何でしょうか。必勝法や攻略法を調べることも大切ですが、まずは胴元の控除率をチェックことをおすすめします。控除率というのは賭け金から胴元が取ることのできる利益のことです。例えば控除率10%の場合、掛け金の10%が胴元に行き渡り、残りの90%が払戻金として賭けた人に分配される仕組みです。つまり控除率が高く胴元の利益が大きければ大きいほど、賭ける人にとっては不利となるのです。
日本にはJRAという中央競馬の団体があります。JRAの場合、券種によって異なりますが20~30%程度の控除率がかかります。このように日本の競馬における控除率は思っている以上に高く、的中率を上げても資金の回収率につながらないことがあります。
一方ブックメーカーの場合、控除率は約5~8%程度といわれています。ブックメーカーとは欧米における賭け屋のことであり、あらゆるスポーツを対象としていますが、競馬レースにも賭けることができます。しかもJRAと比較しても控除率が低いため、賭ける側にとっては有利となります。ブックメーカーでは海外の様々な競馬レースに賭けられます。最近は日本の競走馬も凱旋門賞やドバイワールドカップなど、国際的な競馬レースに参加する機会が増えています。インターネット経由で馬券を購入することができるので、自宅に居ながらゆっくりレース分析することも可能です。
日本競馬とは違った魅力のある海外レースにも注目してみよう
今まで競馬というと、国内レースのみに熱い視線を送っていた競馬ファンが、海外レースにも目を向けるようになってきました。2016年から、日本の馬が出走する場合に限り、海外レースの競馬券の販売が認められるようになったからです。
日本競馬と海外競馬では、多くの違いもあります。例えば、日本国内の競馬場は芝レースが主流ですが、アメリカ競馬はダートが主流です。アメリカ競馬で強い馬というと、多くがダートが強いという特徴になります。
日本でもおなじみの海外レースというと、フランス・ロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞が有名です。日本からも、名馬と言える競争馬が出走していますが、未だに優勝をしたことはありません。いつかは日本の競走馬が優勝することを夢見ている競馬ファンが大勢います。
世界最高額の賞金が出ると言えば、アラブ首長国連邦・メイダン競馬場で行われるドバイワールドカップです。実はこの海外レースでは、かつて日本の競走馬が優勝しています。2011年のドバイワールドカップでヴィクトワールピサが優勝し、このときは2位にトランセンドが入ったので、日本の競走馬のワンツーフィニッシュとなり盛り上がりました。
香港で行われる海外レースも、日本の競走馬が多く出走しています。移動距離が短く、馬にかかる負担も小さいことも理由の一つです。年に4つの国際招待競走が同日に開催されており、今までに何頭もの日本の競走馬が優勝しています。香港スプリントでは、ロードカナロアが連覇を成し遂げました。