日本で最も人気の高い公営ギャンブルが競馬です。
G1レースにもなると数万人の観客が競馬場に訪れたり、スターホースやスター騎手が誕生すると連日マスコミでも取り上げられるなど非常に注目度の高い競技となっています。
その様な競馬の世界において、いわゆる競馬のプロが分析の為に用いる手法にはどの様なモノがあるかと言うと、大きく分けて2つのタイプがあると言えます。
1つはブラッドスポーツと呼ばれる競馬らしく、血統に基づいて分析を行うタイプ、そして、もう1つは過去のレースを分析するタイプです。
まず、前者の血統に基づく分析ですが、競走馬として走るサラブレッドの走る速さや得意とする馬場条件は父親や母親、更には祖父母以前の世代の傾向まで影響を受けるとされています。例えば、父親が雨が降った湿った馬場を得意とするサラブレッドであった場合、子供にもその傾向が出る事が多くあります。過去の同一の血統から特定のレースや馬場条件においてどの血統の馬が好走をしていたかは、解析ツールなどが発達しているので、簡単に見る事が出来るので、競馬のプロはそれらを活用して馬券の組み立てに活用をしているのが実情です。
次に後者の過去のレースを分析するタイプですが、プロの場合、単純に着順だけを見るのではなく、レースのラップタイムをもとにそれぞれのレースを分析し、優劣をつけていく分析手法を取ります。仮に着順が悪くても200メートル毎のラップタイムから優秀と判断される場合もあれば、逆に良い成績をあげていても、勝って当然の流れで勝った馬にはマイナス査定を行うなどシビアにチェックをしていくのです。細かなレース分析の仕方はプロによって異なりますが、いずれの場合もプロは単純な着順だけに捉われずに数値をしっかりと押さえて予想を行っています。